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タミフルのネット広告をめぐり、個人輸入代行業者が4日、一斉に逮捕された。業者側はこれまでの任意聴取に「個人の依頼を受けて輸入代行していただけ」と主張していたが、実際には大量のタミフルを扱い、薬価の3〜5倍で売りさばく“タミフル特需”を当て込んだ販売目的だった疑いが強まった。
逮捕された個人輸入代行業者のうち「TEN」社長、榎園誠容疑者(49)はこの日午前9時20分ごろ、事務所と自宅がある大阪市中央区十二軒町のマンションから捜査員に伴われて姿を現した。パーカのフードを目深にかぶり、顔を隠したまま捜査車両に乗り込んだ。 厚生労働省によると、医薬品を営業目的で輸入する場合には厚生労働大臣の許可がないと未承認薬とみなされ、販売や広告が禁止されるが、難病に苦しむ患者などが未承認の薬を試したいなどの理由で個人で輸入したり、輸入代行を頼むのは規制されていない。 このため、インターネットを利用した医薬品の個人輸入代行業が近年急増。大半が小規模の業者で、「実際の代行業務はブローカーに任せているケースもある。偽薬が届くトラブルなども多く、事実上野放しになっている」(捜査関係者)という。 今回逮捕された5業者のうち2業者は、昨年11月に薬事法違反容疑で府警から家宅捜索を受けた後、ホームページ自体を閉鎖していた。しかし、残りの3業者はタミフルの取り扱いを取りやめただけで、業務自体は継続。取扱商品の中には、バイアグラや、乱用すると覚醒(かくせい)剤に似た症状が出る向精神薬などもあった。 【関連記事】 ・ タミフル輸入代行業者逮捕へ 大阪府警、薬事法違反容疑で ・ 新型インフル恐くない!? 点滴の治療薬が登場 ・ 第一三共、初の純国産インフル治療薬を承認申請 ・ 自己判断で2割がタミフル服用中止 500人調査結果 ・ 塩野義、新インフルエンザ薬の承認取得 ・ 「国家安全保障としての医療」シンポで宇沢氏らが講演−日医(医療介護CBニュース) ・ <うそ>警察に「強盗被害」、妻には「サッカー協会に転職」(毎日新聞) ・ <陸山会事件>民主党内からも批判(毎日新聞) ・ <多額窃盗>国内20〜30件関与か…香港で逮捕の爆窃団(毎日新聞) ・ 党首討論、17日で大筋合意(時事通信)
by v89ahif69f
| 2010-02-08 09:21
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